貸付金・手形貸付金

「貸付金・手形貸付金」

 

お金を貸したら、貸付金勘定で仕分けします。

 

 

通常お金を貸したら、借用書をもらいますが
借用書の代わりに、手形を発行してもらった場合は
手形貸付金勘定となります。

 

 

例題)

A社は、10.000円の貸付をしました。
代わりに、貸付したB社より約束手形を
受け取りました。

 

(借) 手形貸付金 10.000円  (貸) 現金 10.000円

 

ちなみに借用書を受け取るだけなら

 

(借) 貸付金 10.000円 (貸) 現金 10.000円
と仕分けします。

 

 

また、10.000円は、B社に対して、期間2ヶ月間
年利3%で貸付していました。

 

満期の2ヶ月が経過したので、利息とともに
小切手で返済してもらいました。

 

この場合の利息計算は

 

利息 = 貸付金 × 年利 × 貸付期間 ÷ 365 日です。

 

上記の場合は

 

10・000円 × 0.03 = 300円
300円 × 2 ÷ 12 = 50円

 

なので、利子は50円です。

 

仕分けは

 

(借) 現金 10.050円  (貸) 貸付金 10.000円
                    受取利息  50円

 

貸付金勘定が減るので(貸)へはいります。
受取利息は、収益なので、右側の貸方へ入ります。
ちなみに費用は、借方したよね。

 

 

PS 
貸付金の勘定は貸した側です。
貸した側ではく、、借りた側の勘定は

 

借入金、手形借入金

 

という負債の勘定が出てきます。
また、利息を支払った場合は、支払利息(費用)勘定
がでてきます。貸付金の仕分けの逆なので
わかりますよね。

 

 

例題)

 

A社は、現金100円を借り入れ、約束手形を振り出した

 

(借) 現金 100円  (貸)手形借入金 100円

 

借用書にした場合は・・・

 

(借) 現金 100円  (貸) 借入金 100円
となるだけです。

 

また、よく利息分を引かれて借り入れた場合は以下です。
(利息 10円とします)

 

(借) 現金 90円   (貸) 借入金 100円
    支払利息10円

 

以上